越後商人のべつに悪くはないコラム vol.2

こんばんは、長尾隆史です。

 

私たちは、新潟 燕三条でステンレスカトラリー(ナイフ・スプーン・フォーク)を中心としたキッチン用品全般を卸売りしている(有)ナガオという企業です。

 

さて、公式サイト上で突然に始まったこの”コラム”コーナー。Vol.2です。

なんとなく、思いつきで始めたようなものですが、こうやって文字をぽちぽちとして文章を書き起こすことは好きなので、不定期ながらきちんと続くのかなあと思っています。

 

それにしても、今年は極めて暑い夏でした。まったくの比喩などではなく、統計を取り始めてから史上最高の平均気温を記録しましたね。とくに公私ともに忙しいわけではないのに、なぜかいつもの3倍くらいは疲れる。そして蓄積してゆく。皆様、夏、酷暑、お疲れ様でした。

社内、倉庫スペースが尋常じゃない暑さになりました。最高気温は53℃を計測しました(もちろん、そんなところで作業はしません)。毎日、暑すぎて元気が50倍しか出せなかった。ふつうは100倍です。頭部を新品に交換すれば元に戻るのかなあとも思います。

 

コラムのvol.2。じつはこれまで5000文字くらい書き溜めたものがあったのですが全部止めにしました。ぽちぽちと書いていたのですが、機を逸したというやつですね。なんとなく、こういうのは勢いが大事なんだなあと思いました。

私の小学校の時の同級生で、在宅のうえフリーランスで働いている ゑんどう という人物がいます。彼は趣味でnoteを毎日更新し続けていて、文章量としてもけっこう書いているんです。そんな彼の一記事は30~40分くらいで一気に書き上げているとのことをみて、私もマネしてみようかなという次第なのです。どうか、荒く雑で誤字になっても暖かい目で見守ってください。下記、そのnote記事です。私としては多くの部分で賛同できる内容です。

ゑんどう ≒ 遠藤 涼介のnote URL  https://note.com/doen/

 

秋の予定。時事系列でいきます。明日9月21~22日は燕三条トレードショウという地場産業の企業が集まる展示会に出展します。場所は地場産業センター。地場産業の企業が地場産業センターに集まる。まんますぎて若干のアイロニーを感じます。これは業者向けの展示会となります(こっそりSNSで連絡くれれば入れます)。

10月1日。皆さんお待ちかねの燕市青空即売会。通称、青空市。天候にもよるとは思いますが、コロナ5類以降では初のフル開催。たぶん、相当に混みます。午前中からのご来場をおすすめします。うつくしい妻とかわいい子供が3人手伝いにきます。ただ、残念なことに対応するのは頭と顔が悪いヒゲロン毛の私です。安心してください、他の弊社スタッフはとても優秀ですので。

10月28~29日。工場の祭典(祭典全体は26~29日)。これ、かなり、チャレンジングな試みです。なぜなら、うち、工場じゃないし。でも、いいみたいなのです。工場の祭典へと参加する企業様が製造した商品を販売したり、弊社が地場の製造業様につくってもらったPB(プライベートブランド)品を販売したりします。今のところ、倉庫スペースを区切って雑貨屋さんのようなことをします。ウエアハウス雑貨屋さん。マジでただの倉庫なのでおしゃな感じは一切期待しないでください。ナガオ製品を中心に置く予定です。とりあえず、直近で決まっているものはこんなところでしょう。

 

全削除した旧vo.2でも書いてたかと思うんですが、最近、虚構についていろいろと考えています。現段階の仮結論から申し上げると虚構は私にとって必要です。絶対に。だから、いろいろと議論されているオープンAI社のチャットGPTなんかは、『うん、まあ、べつにいいんじゃない』という個人としての立場であります。デジタルテクノロジーについては、好き・嫌いのまえに、”既に現実的に在る”という状態が全世界的な世界線になってくると思われます。だから、あーだこーだ言っても仕方ありません。使えるものは使いましょう。ただそれだけです。もちろん、知ったうえで使わないというのもしっかりとした選択です。

私はアカデミックな人間ではないので、虚構の話をし出しても、厳密に定義することができません。口語で思ったことを言うのならば、私が語りたい虚構と、意図的に嘘や悪意をこめて他人に害を及ぼそうとしているものは異なります。微妙なニュアンスになるのですが、壊れる前提でも、真剣に砂上の楼閣をこしらえる行為が近いのかもしれません。

私たちは家庭用品、キッチン用品を卸売して売り上げを立てている企業ですが、現時点での私の思考や思想はアート寄りになってきている気がします(だからといって突然絵を描くわけではない)。それははたして、うつくしいのか?判断に迷った時のひとつの指針です。

 

この辺にしときましょっか。べつに、『現在の製品企画はストーリーが大事だ!』とか、言いたいわけじゃないんです。なんで虚構について書いたのかといえば、私が趣味で小説家をやってるから。ただ、それだけです。商売においては、カネがかかりすぎる虚構はどうも好きにはなれなさそうですから。

それではまた、vol.3で会いましょう。所要時間は45分でした。よし、いけるなこれ。

 

2023/09/20

 好き勝手にしゃべるってたのしい